一般社団法人 なないろの空

新着情報

的当てゲーム(吹き矢)

なないろの空

令和6年6月17日

【活動】的当てゲーム(吹き矢)
【ねらい】吹く力とコントロールする力(的を狙う)を鍛える。

ストローと綿棒で作った吹き矢で、的当てゲームをしました。ストローに綿棒をさして、吹いて綿棒を飛ばすのですが、大きく息を吸って止めて、狙いを定めて息を吹く・・・これが意外と難しい!子どもたちは、何度も矢(綿棒)を飛ばして的当てを楽しんでいました。

~作業療法士からのコメント~

吹き矢は、腹式呼吸、口腔や呼吸機能を鍛える、良い姿勢を保つ、目で見えている的をめがけてコントロールする力などに繋がります。同じような効果が得られるシャボン玉や吹き戻しですが、吹き矢と異なる点があります。それは、シャボン玉などは息を吐き続ける力は必要になりますが、吹き矢は吐き続けていては遠くの的まで飛ばすことができません。口をすぼめる形を維持しながら、一瞬で息を吐きだすことで、より遠くの的に向けて飛ばしたり、正確な位置に吹くことができるようになります。
ストローでの飲水が苦手な子や、言葉の発音が不明瞭な子、食べ物を噛む力が弱い子などは、吹き矢やシャボン玉などの口を使った遊びを経験することで、発達に繋がっていきます。家に道具がない場合は、ティッシュを落とさないように口で吹くなどの遊びをしてもよいかもしれませんね。

サンキャッチャーを作ろう

なないろの空

令和6年5月30日

【活動】サンキャッチャーを作ろう
【ねらい】色彩に触れる。道具を使う。

工作の活動でサンキャッチャーを作りました。梅雨の季節は、曇り空や雨でお部屋の中も暗くなりがち。サンキャッチャーは、太陽の光を取りこんで反射させ、周りを明るくしてくれるインテリアです。カラーセロファンやキラキラシートを貼って作るサンキャッチャーで、なないろの空の玄関を明るくしよう作戦です。ハサミや糊などの道具を使い、指先を使う力を育みます。みんなで作ったサンキャッチャーと、折り紙の紫陽花で玄関が彩り、鮮やかになりました。

みんなのハウスを作ろう

なないろの空

令和6年5月15日

【活動】みんなのハウスを作ろう
【ねらい】自分の好きなものを絵で表現する。色々な材料や道具を使う。

なないろの空には、活動をするスペースや自由に過ごすスペースがあります。子どもたちは集団で過ごしながら、コミュニケーションなど色々なことを学んでいますが、時には一人で落ち着きたい時もあります。なないろの空ではそのための場所として段ボール製のハウスを設置しています。今日は、新しいハウスの壁面を飾る絵を描く活動をしました。
絵の具やマジックで絵を描いたり、折り紙を切って貼ったり・・・それぞれが工夫して思い思いの作品を作り、“新・みんなのハウス”が出来上がりました。

体を動かそう(こおりおに)

なないろの空

令和6年4月25日

【活動】体を動かそう(こおりおに)
【ねらい】公共の場でのマナーを守り、安全に行動する。全身を動かす。

晴れの日が続き、風が爽やかな季節となりました。今日はなないろ近くの公園に出掛け、体を動かす活動をしました。外出時の約束を確認します。“全員で列になって歩いていく” “声の大きさの確認”など・・・みんな、慣れている様子で答えていきます。帽子を被って水筒を持って、熱中症対策をして出発!公園ではまずみんなで氷鬼をしました。周りを見渡しながらどのように動けばいいか判断して走ります。余裕のある子は凍った仲間を助けていました。その後は自由時間。休憩を取りながら友だちとフリスビーをしたり、ピーピー豆で笛を作ったり、それぞれが好きな遊びをして過ごしました。外で思いっきり体を動かし、みんなが気持ち良さそうにしていました。

~作業療法士からのコメント~

誰しも一度はしたことがある遊びの代表に、鬼ごっこがあるかと思います。ルールも基本的には鬼が逃げる人を追いかけ、タッチされると鬼が変わるというシンプルなものなので、誰でもすぐに遊ぶことができます。
みなさんは子どもの時にどうやって鬼から逃げていましたか?もしくはどうやって逃げる人を捕まえていましたか?鬼ごっこでは、「走り続ける持久力や姿勢保持」、「全体を見渡して動く判断力」、「瞬時に止まったり動きだす体のコントロール力」、「集団でのコミュニケーション」などが鍛えられます。初めは追いかけてタッチと単純な動きだったものが、成長に伴って急な方向転換をしたり、追いかけにくい場所へ逃げたり、駆け引きをしてみたりと発展していきます。鬼ごっこにも種類があり、その子の発達段階に合わせて親子でも遊べるので色おに、ふえおに、かげふみ・・・色々アレンジしてみてもよいですね。

自己紹介をしよう/フルーチェパフェを作って食べよう

なないろの空

令和6年4月10日

【活動】自己紹介をしよう/フルーチェパフェを作って食べよう
【ねらい】みんなの前で発表する。人の話を聞く。/食育。自分でおやつを作って食べる。

新学期が始まり、なないろの空も新しいスタートを切りました。3月は卒業するお友だちを見送ってさみしい気持ちにもなりましたが、4月から新しいお友だちが増えました。
今日は、新しいお友だちも含めてみんなで自己紹介をする活動を行いました。名前、学校名、学年、好きな遊び・・・堂々と発表できた子もいれば、緊張していた子もいました。今後も友だちと関わりながら、様々な活動を提案していこうと思います。
この日のおやつは自分でフルーチェパフェを作って食べました。こだわって飾りつけをする子、「フルーチェは好きじゃないからそれ以外で作ります」と言う子、それぞれ好みのオリジナルパフェを作って、美味しく食べることが出来ました。

フープを投げよう

なないろの空

令和6年4月2日

【活動】フープを投げよう
【ねらい】物との距離感をつかむ。投げるタイミングや投げる力加減を知る。

春休みも折り返し。今日はみんなで斐川町の菜の花畑と桜を見に、おでかけをしました。菜の花が満開で、一面黄色い菜の花に春の訪れを感じました。
活動ではフープ投げを行いました。まずは、フープの持ち方から学び、真っすぐ投げられるように練習をしました。「なかなか跳ばない!」と何度も挑戦する姿に、スタッフも見ている友だちも「頑張れー」と応援の声をかけ、みんなで協力しながら取り組みました。フープキャッチではスタッフの投げる様子やフープが飛んでくる方向をよく見て、全身を動かすことができました。

~作業療法士からのコメント~
今回はフープを使って、「握る」、「投げる」、「伸ばして止める」の動きに着目をした活動でした。
フープの形に合わせて握ることや投げる動作に繋げるために、落とさない程度の力加減をして握ることが必要です。投げる際は、両手を同じタイミングで離すこと、腕だけではなく膝のクッションを使いながら体を曲げて腕を引くスペースを作ることなどが重要になります。フープを腕や足でキャッチする動きでは、飛んでくる方向に腕を伸ばす、フープが落ちないように体に力をこめて腕を止めなければいけません。これらひとつひとつの動作を見ながら、生活場面での困りごとや動作に繋げられるよう心掛けています。

どうしたらいいかな?

なないろの空

令和6年3月18日

【活動】どうしたらいいかな?
【ねらい】自分のことを知る、気持ちや行動の切り替えを学ぶ

「気持ちがイライラするときはどんな時なのかな?」と自分の気持ちについて、スタッフと一緒に考える活動をしました。具体的な場面をイメージしながら怒りの感情について考えること、イライラした気持ちを落ち着かせるためにはどんな方法がいいのかを見つけること、他の人はどんなことが嫌なのかを知ることにポイントを当てて取り組みました。
イライラした気持ちになることも、怒ってしまうことも決して悪い事ではありません。それでも、ずっと嫌な思いでいると気持ちが沈んでいくこともあります。そんな気持ちとどう付き合っていくといいのかを、活動を通して学んでいってもらえたらと思っています。

地域カルタで遊ぼう

なないろの空

令和6年3月4日

【活動】地域カルタで遊ぼう
【ねらい】地域のことを知る(地域交流)、チームで話し合って協力する

平田コミュニティーセンターからふるさとカルタをお借りして、みんなで挑戦しました。平田に関係する内容で、初めて知ることもあり、子どもも大人も学びになりました。
2つのチームに分かれ、リーダーを決めて、リーダーを中心にそれぞれのチームで話し合いをしてから始めました。熱く仲間を応援する子、札が読まれるとすぐに見つけて取る子、なかなか取れなくて悔しがる子、責任を感じて涙が出る子、みんなの前に出て緊張する子・・・いろいろな表情がみられ、それぞれに一生懸命に取り組んでくれたと感じました。最後は、カルタの枚数を数え、どちらのチームが多いか、ドキドキの瞬間でした。

~作業療法士からのコメント~

カルタはルールも分かりやすく、「聞く」ことや「見る」力を育てることができます。読み手の文章を聞いてカードを探す時には、「空間認知」と言ってどこにカードがあるのか、位置を素早く捉える力に繋がります。ゲームを進めながらカードの位置を「記憶」して覚えたり、複数人で行うゲームなので相手との「コミュニケーション」を図る機会にもなります。
その子に合わせて、キャラクターカルタや戦国武将カルタ、ことわざカルタなどの興味が湧きやすいように工夫することもよいですね。

自由遊びの様子

なないろの空

令和6年2月

【活動】自由遊びの様子

日々のプログラムの中で苦手なことや得意を活かしたことなどに取り組んでいます。プログラムの時間以外でも、遊びを通して指先の細かな動きや集中する力を鍛えたり、生活する上で必要な動作を一緒に練習したり、ルールを意識して友だちとのコミュニケーションなどを学んでいます。

花の苗を植えよう(花を観察しよう)

なないろの空

令和6年2月13日

【活動】花の苗を植えよう(花を観察しよう)
【ねらい】土に触れる、春を感じる、感じたことを言葉にしよう

暖かい日が増えてきて、少しずつ春の訪れを感じます。
今回は春を感じてもらおうと花の苗植えをしました。
近くのホームセンターへ少人数で花の苗を買いに行きました。カラフルな色の花を前に、「どれにしようかな?」と悩む子どもたち、素敵なお花が沢山あって選べない気持ちが伝わります。鉢へ植え替える作業では手順を理解して、根の大きさに合わせて土を掘り、丁寧に植え替えをしてくれました。
自分で植えたお花に名前を付けて、登所時に話しかけたり、お世話をしてくれたり、お花も生き生きとうれしそうです。

~OTからのコメント~
栽培などを含む園芸は、医療や福祉、教育の場面でセラピーやリハビリテーションとして取り入れられることがあります。気持ちを落ち着かせる効果に加え、小さめのポットなのか鉢なのか、地植えかに合わせて植物の大きさや種類を選ぶこと・時期や気候によってお世話を変更したりするなどの計画をして実行する力を養う機会にもなります。また、重い土を運んだり、しゃがんだ姿勢を保つことなど身体機能への効果があります。

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