オリジナルランタンを作ろう
なないろの空令和6年9月30日
【活動】オリジナルランタンを作ろう
【ねらい】絵の具を使ってオリジナル作品を作る。イメージする力、集中力を育む。
今日はハロウィンの工作を行いました。服が汚れないように自分でエプロンを付けて準備完了。紐を結ぶことで指先を使う練習にもなります。準備が出来たらかぼちゃの土台に子どもたちが色を塗っていきます。「どの色にしよう?」「模様をつけたいな」みんなが集中して色付けを楽しんでいました。みんな揃うと、カラフルで個性豊かなオリジナルランタンが完成しましたよ。ランタンの中にライトを入れて点灯させると・・・自分たちで作ったランタンに、みんなテンションが上がっていました。今後も季節を感じる活動を計画し、子どもたちと季節の変化を楽しんでいきます。
~ 作業療法士からのコメント ~
「トリックオアトリート!」とどこからか聞こえてきそうですね。
今回は、好きなことや得意なことを活かした関わりの重要性についてお話ししたいと思います。
自己有用感(※1)や自己肯定感(※2)の感情が低い状態だと、物事にチャレンジしにくくなったり、抑うつ状態や活力の低下などに繋がりやすいと言われています。
失敗をする体験が多い場合、「こんなことも出来ないのか…」と自己有用感が低くなり、自分を認めづらくなります。好きなことや得意なことから取り組むことで、自分の「できる」に気づきやすくなったり、自信を持つことで色々なチャレンジに繋がりやすくなったりします。何かに集中(没頭)する時間は、集中力の向上や脳にも良い影響があります。その子にとって、楽しいと思って取り組める活動を提案していけるように、日々心掛けていきたいです。
その子の「得意」をみつけるには、「じっくりと見る」、「よく話す」ことです。その子が何に興味を向けているのか、どんな時に目が輝くのか。よかったらお家でも観察してみてください。
※1 自己有用感…他者の評価から影響を受けるもので、その人の能力などを他者から褒められる、認めてもらうことで得られる感情のことです。
※2 自己肯定感…内面的な自己受容からくるもので、自分の存在を信じる、ありのままの自分を認められる感情のことです。
10/31(金)、ハロウィン当日の様子です。買い物学習を行ってから、みんなでケーキを食べました。