ケンケン相撲
なないろの空令和6年8月29日
【活動】ケンケン相撲
【ねらい】片足立ちをして体のバランスを取る。体感を鍛える。
今日の活動はみんなでケンケン相撲をしました。円の中で片足で立ち、けんけんをしながら相手に近づいて、肩同士でぶつかり合うのが今回のルール。円から出たり、あげている足が床についたら円の外に出ます。引いたりかわしたりしながら相手のバランスを崩す・・・でも勢いが強すぎると自分が足をついてしまう。バランス感覚や力の加減が体感出来るゲームです。勝ち負けにこだわらずルールを意識して楽しくできました。正面から向かっていく子、隅の方でそっと立つ子、逃げ回る子・・・個々の一所懸命な取り組みが伝わってきました。
~作業療法士からのコメント~
前回は片足立ちのまま保つことについて話をしましたが、今回は片足立ちからの動作や歩行にポイントを当てていこうと思います。
片足立ちで動く時に必要なこととして、身体の傾きを察知する感覚、足で地面を押し出す力、前後左右に動いても姿勢を保てるバランス、動きながら周囲を見られる力(注意機能)などがあります。色々な要素を含む素敵な遊びですが、片足で行うのは難しいお子さんは、まずは両足ジャンプからでもいいですよ。
また、片足立ちは歩行(歩くこと)の中で必ず取る動作になります。右足から左足と交互に足を切り替える直前は、誰でも片足立ちになります。そのため、片足でのバランスが保てない人や足を怪我している人、姿勢がぐらぐらと不安定な人などは、足が上がりにくく、靴を引きずって歩いたり、躓きやすくなることが考えられます。